転職活動で失敗しないためのポイント5選

これから転職活動を始める皆さんに、今回は転職活動で失敗しないためのとても大切なプロセスをお伝えしようと思います。働きながらの転職活動は時間的制限があり、できればスムーズに進めたいところですよね。ただ闇雲に始めても、思うように結果が出ず焦ってしまったり、自信を無くしてしまう方もいることでしょう。失敗しないためのポイントを抑えることで、効率よく転職活動を進めていきましょう。

転職活動を失敗しないためには

ポイント１　転職の目的・目指すゴールやキャリアを明確にする

まずは、どうして転職をしたいと考えているのか、転職後どうなることを自分が理想としているのかについて明確にしてみます。『今の会社に不満がある』『上司と合わない』などの理由だけでなんとなく転職してしまうと、結局あとあと同じような状況に陥りかねません。『転職によって何を実現したいのか』を明確にしておくことで、より自分にマッチした転職先を選ぶことが出来ます。また、転職直後だけでなく、出来れば5年後・10年後と、中長期視点で目指す働き方やビジネスパーソン像をイメージしておくと転職後に『こんなつもりじゃなかった』『この先自分がどうしたいか分からない』などの悩みを抱える確率は少なくなるでしょう。

ポイント２　自己分析をし、自分について把握する

自分の強みや弱みが分からないということは自分に向いている職業、向いていない職業が分からないということです。その状態で合わない職業に就き、短期離職を繰り返すと履歴書に傷が増え続けるばかりでなく、自分のメンタルも落ちてしまい、負のループに進んでしまいます。そうならないために大切なのが『自分を知る』ということ。自分の強みを知るということはもちろん、弱みも把握することで合わない職業に就くということを避けられ、得意を活かす仕事に就くことができます。結果的に実力を発揮するだけでなく、ストレスなく長く続けられる仕事を見つけることに繋がることでしょう。自分の強みや弱み、得意や不得意について頭の中だけで考えると意外と難しいので、紙に書き出したり、身近な人に客観的に意見をもらうこともおすすめです。

ポイント３　転職方法は複数検討する

転職方法はひとつではなく、複数検討しておきましょう。例えば、企業の採用ページ、転職サイト、転職エージェント、ビジネスSNSなど、仕事を見つける方法はいくつもあります。

転職エージェントに登録する場合も１つではなく、複数に同時に登録し情報を沢山集めるのがおすすめです。理由としてはエージェントにより強い分野が異なることや、担当者との相性があるからです。なお、企業によっては求人を公開せずに、転職エージェントや求職者に直接オファーを送るなどして採用しているケースもあります。転職方法はそれぞれ特徴が異なるので、複数利用して、できるだけ多くの求人に触れる機会を作りましょう。

ポイント４　応募書類や面接の準備を徹底する

いくら優秀な人材であっても応募書類や面接で、企業にそのことが伝わらなければ不採用になってしまいます。応募書類や面接の準備は1回の面接においてもしっかりとあなたの良さが企業に伝わるように念入りに準備を行いましょう。転職エージェント会社を通している場合は、応募書類の添削や面接対策などのサポートを受けることができます。転職エージェントの担当者は企業側が欲しい人材像などをしっかりと把握しているので、積極的に相談し、サポートを受けるとよいでしょう。

ポイント５　面接は一気に受けて内定時期を揃える

『興味を持った企業を１つ１つ面接をする』という転職活動のやり方ですと、他の企業との比較検討ができません。採用条件など企業から出される条件は様々なので、複数の企業から内定を得た上で比較検討し、より自分の希望に近い企業に就職することで納得度も高くなります。またその中でよりあなたの条件に適した企業を選ぶことができるでしょう。現在働いている企業の退職準備などを踏まえても、内定時期を揃えるメリットは多くあります。興味をもった企業にはできるたけ同じ時期に応募して、内定時期を揃えるように進めましょう。

転職活動を失敗させないために

『給料がアップした』『ライフワークバランスが整った』『学びたいことが学べる環境ができた』このように、転職が成功したと感じる基準は人それぞれです。自身が求めている転職成功の基準を曖昧なまま転職活動をしてしまうと、『こんなはずじゃなかった、転職は失敗だった』と後悔することになりかねません。転職活動を失敗させないためにとても大切なことは転職に対する自分の目的をきちんと把握し、その後しっかりと準備を重ねた上で転職活動を行うことです。後悔のない転職をするために、何を実現したら成功と言えるのかを、自分の中で整理しておきましょう。